納入してきましたー。

四月に入ったとは思えない気温ですね。
花粉なのか風邪なのかよく判らない洟が出て困ります。

さて、今日は仕事に行ったはいいもののすることがなく、年休を取ってノベルを書きました。
働けよと言われそうですが、児童生徒のいないバス介助職員に、そんなたくさんのやるべきことがあるはずもなく、とりあえず明日、運行スケジュール表を全員分印刷して職員会議に備え、かつ、バス通学生用の冊子を作ったら我々の仕事は終わりです。
日本一肉弾派の事務職員ですからね、我々。

さておき、お陰で、二日はかかるかなと思っていたプライベートノベル、『青春循環ラプソディ』が完成しましたので、先刻納入して参りました。巧くいけば、今日中に公開されると思います……というか、公開されるように祈っています。……と思っていたら、今さっきメールが来て、承認された旨を伝えてくれました。事務局様の素早いお仕事に感謝。

この時期にコメディでいいんだろうかと思いはしたのですが、悲惨な別れのすぐ傍で、面白おかしい出来事や、思わず感動してしまう何かが起こっているのもまた事実だろう、と、あの事件を少し匂わせつつも、ブレーキは踏まずに行かせていただきました。正直、楽しかったですし、おふたりの睦まじい関係に元気を分けていただきました。

オファー、どうもありがとうございました。
楽しんでいただけて、また、少ししんみりしていただければ、嬉しいです。
また機会がありましたら、どうぞよろしくお願い致しますね。

次は、鉄塊都市最終話に取り掛かります。
なるべくならば春休み中にお届け出来るよう頑張りますので、少々お待ちくださいね。

あ、そしてプラノベ、少し余裕が出来たので、整理番号【009】の方用の窓を開けております。ネタが組みあがりましたら、どうぞブッ込んで来てくださいませ。お待ちしております。


ちなみに、特別シナリオに関しては、WRとしては何も言えないので、内容には直接触れませんが、やはりモロクっち様はすごいなぁと心底思いましたね。

以下、追記でぽつぽつと。

あの方はまるでグロテスクな、狂気的な描写の代名詞のように表現されておられますけれども、あの方のすごいところは、そういう表現で全編を彩りつつも、その中に、濃厚で鮮やかな、人間と人間の間に通う感情というもの、時間が積み重ねてきた『関係』の結び目を、私たちの目の前にくっきりと示してくださることだろうと思うのです。

今回は、本当にそれが如実だったなぁと。
人様の文章で目頭が熱くなったのは久しぶりのことでした。

私は正直、スプラッタやグロテスクな描写が好きなわけではありません。
モロクっち様のお話が好きなだけです。
あの方の描かれる、物語の中の、絆や矜持やゆるぎない強さが好きなだけです。

私には、狂人、サイコなどと呼ばれる人々の気持ちを理解することは恐らく出来ないし、それゆえに私の物語の中にそういった人種は出てきません。理解の出来ないものを、私は書けないからです。
だから、意味もなくただ殺しているような、ストーリーのよしあしではなく、殺すことの表現に何よりも重点を置いた話を、物語として読むことも好むこともしません（そもそも目も向けません）し、この人は一体何を思ってこうしたいのだろうと思います（もちろんそれはその人の表現、その人の発露なのでしょうが、ね）（いずれにせよ、判り合えるとは思えませんが）。

私の書くバトルものに、スプラッタな……というか刺激の強い表現が少なくないことはもちろん、自分の書いたものですから、理解していますが、私が書きたいのは戦いの中にある真実であり、矜持であり、戦いの意味であって、スプラッタそのものではない。

……話がずれましたが、やはり私にとって、モロクっちさまは特別な方だなぁと思います。
まったく別の視点から、鋭く深く人間に切り込んでゆかれる姿に感動すら覚えます。

うん、結局、私はモロクっちさまの書かれるお話が好きだよって、それだけのことなんですけどね。