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日記、サイト運営に関する諸々及びPBWゲームへの呟きをつれづれなるままに。
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で、フランクフルト空港に到着したのが午前六時過ぎ。空港内も薄暗かったです。
皆結構疲れてましたけど、今世紀最大級のチキン@高所恐怖症な犬井は地面に足が着いていたので元気でした。早くどこでもドアが開発されないだろうか、本当に。

待ち時間の間にKさんがキオスク?に案内してくださり、水などを補給するようにと言われたのですが、私は日本からお茶を持ち込んでいたので(スーツケースに入れて持っていったのです)水分は必要なく、しかし何か買い物がしたくてうろうろしました。いや、ドイツ語で買い物がしたかったんですけどね。観光地らしく皆さん普通に英語をしゃべっておられましたよ。

で、今回の旅に使用するバスが来たということでそそくさと移動。陽気なバス運転手さんとともに、一路ハイデルベルクへ。

とにかく窓から見える景色が明らかに日本じゃなくてね。私も新田も(新田の方が重度ですが)建物大好きなのですっげワクワクしました。しかし乗り物に乗ると瞬殺で寝る新田は、今回もやはり速攻で寝ておりました。あんた寝つきよすぎるよホント!

ハイデルベルクに着いたのは八時ごろでした。
d-1.jpg
まだ辺りは薄暗いというか日曜日だった所為でまったく人気がなかったのですが、バスから降り立った途端←みたいな町並みが360度展開されてるわけですよ畜生興奮するアアアァァアァ(落ち着け)!





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とか





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とか






d-2.jpg

とか





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みたいな町並に


大興奮
しながらハイデルベルクの町を歩き、ハイデルベルク大学(日曜日の早朝につき絶賛閑散中)の荘厳な建物を見学してさらにバスに乗りました。次はハイデルベルク城です。

d-7.jpg
ハイデルベルク城は全体図で言うとこんな感じ。
三十年戦争だかでフランスに木っ端微塵(やや誇張)にされたらしく、あちこちがぼろぼろです。
三十年戦争のお陰で、1600年代のドイツは細切れみたいに分裂してしまったという背景があるらしいんですが……それさえなければこのお城ももっと完璧な姿で遺されてたんでしょうかね。
それを思うとちょっと残念です。

ちなみにこのハイデルベルク城は、後述のノイシュヴァンシュタイン城やホーエンシュヴァンガウ城のように華麗な『見せる』ためのものではなく、戦いなどで立てこもることの出来る砦、いわゆる城塞です。
ドイツ語で『城』という言葉は二種類あり、それがBurgとSchlossなのですが、ハイデルベルク城は前者の『城塞』、ノイシュヴァンシュタイン城は後者の『城』となっています。なので、なんとかブルクという地名は、そこに城塞があったという意味らしいです。

運転手さんの絶妙のテクで、恐ろしく細い山道を上がるとそこはもうハイデルベルク城です。
d-8.jpg
堅固な、質実剛健といった趣の建物でしたが、あちこちに破壊の傷跡があり、ここでたくさんの人が死んだんだろうなぁとか思うと寒々しい思いがしました。戦争なんてないにこしたことはないのです。

ちなみに道を行くレディは新田さん。
バスから降りるととことん元気です。


その後ハイデルベルク城内部を見学し、王侯貴族の宴会のために常時数万リットルが蓄えられていたというワイン樽(全長十メートルでしたか)を見に行きました。ありえない巨大さでした。馬鹿じゃねぇのかこのでかさ! 小さいワイン樽を何個も用意すりゃいいじゃん! ……という突っ込みは多分無粋なんでしょうね。ドイツの人たちのワイン好きがこんなところでも見て取れます。

そのワイン樽がある場所に、ドイツ最高峰のワインであるEiswein(アイスヴァイン、英語で言えばアイスワイン)を試飲させてくれるところがあり、私と新田は一も二もなくユーロを握り締めて突撃しました。新田がアイスヴァイン、私は普通の白ワインを試飲させていただいたのですが、どっちも美味かった! アイスヴァインの高貴かつ芳醇なあの甘みは、他に言い表せる言葉がありません。ま、小さなグラスに三cmか四cm入って4ユーロ(1ユーロ=およそ160円)ですからね、相当高価なものであることがお判りいただけるかと思います。ちなみに私の白ワインはなみなみ注がれて3ユーロでした。

その後、休憩を取りつつ古城街道を通って中世の宝石と称されるローテンブルクへ。
ブルクという言葉が入るところから、ここも昔は城塞都市だったことがお判りいただけるかと。事実、今でもこの町は、堅固にして頑丈な城壁にぐるりと取り囲まれているのです。
d-18.jpg






d-20.jpg










さすがは中世の宝石。
とにかく綺麗でね。建物が綺麗、というのもあるんですが、町そのものがすっごくクリーンで、ごみなんかひとつも落ちてないくらいなんですよ。ヘンな看板もなく、無粋な電線もなく、1600年代に迷い込んだと言われても信じてしまいそうなくらい中世の景色でした。
これは、ローテンブルクの皆さんが、この町の重要性と素晴らしさとをひとりひとり理解して、たくさんの大切なことを実践しておられる結果だと思います。
日本ももっと見習うべきだと思いましたねー。

この日の宿泊先であるツムラッペン(ローテンブルク城壁近くにあります)でもそもそとお昼ご飯を食してからローテンブルク内へ入り、Kさんに色々説明してもらったあと、夕食まで自由時間となったので、私と新田はぐりぐりと町を歩き回りました。というか参加者の皆さんがそうでした。すげぇパワーですよ、ホント。

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←色んなところで見られる果物屋さんで夜のお供にリンゴとナシを買い込み、町の名物菓子シュネーバル(英語で言うとスノーボール)を買って食し、すっごい有名なクリスマスグッズ・ショップであわや迷子になりかけ、小さなベッカライでつたないドイツ語を駆使して保存の利きそうなパンを買い込みました。
すっげー楽しかった……!


旅行客向けじゃないお店での買い物ってね、なんというか、現地の生の空気に心底触れられる気がするんですよ。安いし。
ニュージーランドに行ったときもそうでしたけど、やっぱり、異国に行くからにはそういう現地の、地元のお買い物スポットに突撃したい犬井です。日本といろいろな違いがあって楽しいしね。
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で、あっという間に時間が過ぎまして、夕食はなんと建造から千年が経っているという←の酒場でと相成りました。ちなみに名前は忘れた(ぅおい)。

メニューはジャガイモのスープ、肉・ザワークラウト・ジャガイモ団子(仮称)、アイスクリームのたっぷりベリー添え。
ドイツの人は、昼と夜の主食にジャガイモを据える(そしてパンなどは食べない)のですが、あの献立だったらパンがほしかったなぁ……。
ザワークラウトが恐ろしくすっぱくて、申し訳なく思いつつも残してしまいました。
あのすっぱさは私には辛すぎる……(ちなみに新田は完食してました)。

ちなみに飲み物の注文を聞かれたとき、リンゴジュースください、をドイツ語でお願いし、お店の方にちょっと感心されたのが嬉しかったです(笑)。いや、Apfelzaft,Bitte.程度のことなんですが。

日曜日ということもあって、六時にはご飯屋さんを除くほぼすべてのお店が閉まってしまったので、食事のあとはそそくさとお宿に戻りました。
シャワーを浴びてすっきりしたあと、果物を半分こしつつまったり。とりあえずお絵かき用に筆記用具は持ってきていたのですが、新田さんに唯瑞貴のデザインをお願いしたり自分のシナリオのネタを練ったりしました。こんなところでもやってることはあんまり変わりません。でも、そのうち真禮もお願いしたいなぁ。ちなみにレーギーナはLOTRのガラドリエル様がイメージとしては近いかもしれません。


しかし、やはり飛行機の旅で疲れていたようで、十時ごろにはふたりともダウンでした。新田さんなんか本人も知らないうちに寝てましたからね。あれ、いつ寝たっけとか訊かれても知りませんし(笑)。

なんにせよ、衝撃的で刺激的な一日でした。明日はロマンティック街道を通ってミュンヘンです。

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