NEVERMORE

珍しく、１Mサイズで撮りました。
私にとっての原風景……でしょうかね。
近所の川の夕焼けです。

しかしながら、帰り道に見た、あの赤は、こんなものではなかった。
目を射る、しかし温度のある、苦しいような赤でした。

所詮写真などというものは、本当のそのままを伝えることは
出来ない、のでしょうか。
写真家と呼ばれる人たちは、それをどうにかして、真実を
そこに切り取ろうとして、日々魂を磨き上げるのでしょうか。

携帯電話の、１Mサイズごときで何を偉そうに……と
言われるかもしれませんが、あの時の私が見たものは、
まさにNEVERMOREなんですよね。

しかし、二度と同じ一瞬を目にすることが出来ないからこそ、
そしてその時見た当人にしか『真実』が残らないからこそ、
風景、光景というものは人の胸を打つのかもしれません。

などと、つらつらと思いつつ。