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日記、サイト運営に関する諸々及びPBWゲームへの呟きをつれづれなるままに。
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唐突に寒くなりましたね。
私は寒さには強いですし冬は好きなんですけど、太陽の光が弱々しいと、
何となく気持ちに張り合いが出ません。……別に、光合成をしてるわけでも
ないんですけども。

私に直接関係のあることではないのですが、ここ数日で色々ありまして、
気落ちしているというわけではないものの、あれこれと考えさせられました。
と言っても、所詮は肉弾派事務員の「あれこれ」ですので、児童生徒とガチで
取っ組み合ってる間なんかは、何も考えていないんですけどね。

『あれこれ』の中で特に大きなふたつが、新しく出来る養護学校に関することと、
うちの両親の仲人をしてくださった恩師が亡くなったことでした。


前者はね、うーん、なんと言いますか。
私は養護学校の何たるかも知らないまま今の学校で八年間働かせてもらって、
障碍のある子どもたちとの毎日が日常になっているので、彼らの障碍と言われる
部分はもう障害や病ではなくて彼らという存在、パーソナリティの一部分だと
思ってるんですけど、そうは考えない人も決して少なくはない、ということでしょうか。

要するに、新設の養護学校が町中に(つっても田舎ですが)出来ることに対して
強硬な反対意見を持つ人たちが多くはなくとも少なくもない数、存在する、という
ことなんですけども。

発達障害のある人が事件を起こしたこともありましたし、近隣の人たちの心配も
判らなくはないんですけどね、でも、それ、例えば自分の子どもが、もしくは
自分の孫、自分の友人、自分の友人の子どもや孫がそういう扱いをされた時、
自分はどう感じるだろうか? って思うんですよね。

子どもを育てるのは勿論その子の親ですけど、同時に、地域であり大人たちで
あり環境なんですよね。障碍のある子どもたちだって、そこに違いはないと思う。
強硬な反発をしている人は、一度、うちの学校に来て、子どもたちと一緒に
何日か過ごしてみてほしいと思います、本当に。

でもこれは、我々日本人が、障碍のある人たちから目を背け続けてきた結果でも
あるんですよね、残念ながら。世の中が寒々しくなって、ただでさえ他者を思いやる
気持ちが磨耗して、自分さえよければ……という風潮が強くなっている中なので、
とても残念ですし、心配です。


後者は、今日のことでした。電話がかかってきてね、亡くなった、って。
74歳だったそうです。……まだ早いですよね。なんて言ったって、こればかりは
順番ではないので、どうしようもないことなんですけど。

両親の恩師は、大学の教授で、ウチの親父さんのゼミの先生でもあったそうです。
温和な、明るい笑顔の先生でね、結構ご近所だったもので、私も両親に連れられて
よくおうちに遊びにいってたんですよね。

それほど記憶は定かではないのですが、私は、その先生のことが好きでした。
おじいちゃんみたい……と言ったら、先生は、多分、こんな大きな孫は要らない、と
笑われたかもしれませんが、質のいい時間を重ねられた、素敵な大人でした。

こういう時、人間の生き死にについて深く考えてしまうのは、寒いからでしょうかね。
11月に、友人の訃報を聴いたときにも色々と考えずにはいられませんでしたが、
人がひとりいなくなるというのは、本当に大きいことなんだなぁと思いました。

私にとって、私の命と言うのは恐ろしく軽いものです。
いや、私の命が軽いというよりは、世界中にある全てのものの命が、私のそれと
同等に重い、というべきなのかも知れませんが、ともかく、私は、生きることは
大好きですし、自分のことも大切ですし、自分の命にプライドも持っていますが、
自分が失われることに対して、激しい拒否感というものはないです。

虫も小鳥も犬も魚も木々も草も、斃れる時はあっけなく、あっという間なのに、
彼らの命は潔いほどあっさりとここから立ち去ってしまうのに、そんな中で、
私の命だけが重い、ということはないですもんね。

ただ、それだけ軽いものでありつつ、軽くとも私の命が大切で、私が懸命に
生きなくてはならないのは、私を大切に思ってくれる人の心が貴いから……
なんですよね。私は、私個人として貴いのと同じく、私を思ってくれる人たちの
心によって、貴いものに創り上げられているのです。

誰か近しい人が失われるたび、私の『大切』を預けていた人が失われるたびに、
呪文のようにそう思い、だからこそ私には生きる義務があり、責務を果たす義務が
あるのだと、そしてそれは同時に、『生きていい』という許しでもあるのだと、何度も
何度も再確認します。

深く思い、考え、自分の中に言葉として刻むことで、私は、最後まで自分がそれを
実践出来るよう、自分に言い聞かせているのかもしれません。


……何やら、つらつらと書きましたが。
楽しみのために回っているネットで重たい話題なんか要らない、と思う方ももちろん
おられるでしょうけども、ここを見てくださった幾人かが、ほんの少しでも、ああそういう
ことなのか、と、何かを思って下さったら、嬉しいですね。


ひとまず、ラピスラズリ進呈プチ企画、ちらほらとご応募いただいています。
人数が増えたら、石の数も増やそうかと思っていますので、ラピスラズリに興味が
おありの方、よければご参加ください。

さて、明日も寒いようですよ。
今学期を元気に乗り切れるよう、体調管理に努めなくては。

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血まみれバトルFTと手作り全般、マイナー音楽と犬と本を愛する頑固者。どんなときも、どこにいてもイヌハク節全開、いつでも一直線に全力疾走(急には曲がれない)。
偏屈ですが人間は好きです。おだてられたり褒められたりするとテンションと作業速度がアップします。よければ声をかけてやってください。
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