レーシック

唐突ですが、私の眼鏡は高価です。
眼に負担の少ない、とても質のよいもので、もうこれ以外のレンズで作った
眼鏡では生活出来ない、とすら言えるくらい愛用しています。

ちなみにその眼鏡、レンズだけでまちまんえん。フレームはさんまんえん弱。
色々値引きしてもらって、きゅうまんえん弱で毎回買っています。
これだけのお値段なのに、毎回、というほど買ってるんですよね。
買わざるを得ない、とも言うんですが。二年に一回は新調している気がする。

クラスのぼっちゃんが顔面に抱きついてきてフレームが曲がるとか、
横から飛びつかれて眼鏡が吹っ飛んだとか、今はもうかなり減りましたが
バスのぼっさまに横っ面しばかれて鼻パッドが歪むとか、マイ眼鏡には
かなり過酷な日々を過ごさせてしまっています。

その関係で、一昨年に買ったはずのこの眼鏡も、フレームのプラスティックで
出来た部分に疲労が溜まり、ひびが入りつつあるようです。

そして私は大変神経質な乱視の持ち主です。
眼鏡の、レンズの位置がほんの少し変わるだけで、ひどい眩暈と頭痛に
悩まされ続けます（金曜日の頭痛もそれでした）。

ということで、眼鏡のメンテナンスは必須事項。
そのくせ非常に微妙な調整が必要らしく、真実きちんとわたしの目にあわせて
くださるのは行きつけの眼鏡屋さんの店長さんのみ。

不便にもほどがある。

二年に一回きゅうまんえん支払うんなら、もういっそ大元から解決してしまおうか、
と思ったのが、眼鏡屋さんに置いてあったレーシックのパンフレットゆえでした。
それだけだったら不安の方が大きくて受けようとは思わなかったんでしょうけど、
大変親切にしていただいている店長さんも、最近レーシックを受けられたらしく、
世界が変わりますよ、と勧めてくださったんですよね。

眼鏡で無理やり視力を上げるのと、自然な視力で遠くが見渡せることの違い、
というのは、かなり大きいみたいです。

私の行きつけの眼鏡屋さんと言うのはビジョンメガネなんですが、提携を結んでる、
のかな？　パンフレットがおいてあって、更にさんまんえんほど値引きしてもらえる
チケットまであるんですよね。

値引きを適用してもらって両眼でさんじゅうにまんえんですが、はちまんえんの
眼鏡を四回、つまり私にとっては八年分の出費ということになります。レーシックで
回復した視力がどこまでもつのかが問題ですけど、それだったらどちらでも結局
あまり変わらないんじゃないか、ということで、冬休み辺りに受けてみようかと
思っています。

いや、不安ですよ、すごく。
もしものことがあったら……と思うと怖くて仕方ないです。

でも、身近な人の如実な変化を見ていると、闇雲に怖れていても仕方がない、という
気持ちになるのも事実なので、まずはカウンセリングを受けて、話を聞いてみようかな、
という感じですね。

受ける受けないは冬休みに決めるとして、ひとまずそんな土壌を作るために行動する
予定です。……眼鏡がない生活なんて、二十年くらい前のことだけに、いったい
どんなものだったのかも判りませんが。