ほろり

今日は我が校における三十数回目の卒業式でした。
いい天気に恵まれました。うちの学校、何故か卒業式に限ってよく雪とか雨に見舞われるので、晴れて本当によかった。お天気の神さまも祝ってくだすっていたのかもしれません。

三年間『迷』コンビを組んでいた坊ちゃんも、発作もなくつつがなく式に出席することができました。カッコいいスーツに身を包んで、しゃきっと立った姿は、もう立派な社会人です。本当におめでとう。

日本人は、どうしても自分にそれが降りかかって初めて我が身に置き換えて考えるという後手後手な種族なので、障害のある仲間たちを取り巻く環境は決して思わしくなく、今も親御さんたちには多大な負担と、それにも勝る不安とがのしかかっていることとは思いますが、それでも、最長十二年間の学校生活を終えた素晴らしい仲間たちが、この先、自分らしく幸せに生きていけるよう切に祈ります。


とりあえず、私はああいう場で流される音楽に弱いんだと再認識。
「ありがとう」「旅立ちの日に」の二曲には、リハーサル以上に涙しました。あの高らかなハーモニーの澄んだ美しさ、旅立つ仲間たちの凛とした美しさは、何度目の当たりにしても胸を打たれます。



そしてシナリオ、「嘆きのひかり」。
なんか、埋まってましたね。わりといつも通りの（そこかしこでよく見かける）メンバーだったっぽいのは何故だ……。なんにせよ、ご愛顧ありがとうございます。頑張ります。
つーか某アニキの最初のコメントに噴き出したのはここだけの話です。
まぁ、こういう時間帯でないと参加できない、って方もおられるかもしれませんし、今後も、いくつかのシナリオは突拍子もない時間帯に設定するかもしれません。
ひとまず、素敵にアツいプレイング、お待ちしております。

旅立ちの日に

手向けに。


鳥よ、高く駆けてゆけ。

この、素晴らしき門出に、
この、ひかりあふれる旅立ちの朝に。

辛苦がいずれ、きみの翼を削り細らせようとも、
苦悩にいずれ、きみの翼が色褪せようとも。

鳥よ、羽ばたいてゆけ。

くもりのないあの空を、
どこまでも続く透明な未来を。

きみが信じるかぎり、
きみが力いっぱい生きるかぎり、
空はどこまでも続くだろう。
空はどこまでもきみを包むだろう。


鳥たちの旅路に幸いあれ、
鳥たちの未来にひかりあれ。

――自由であれ、鳥よ。

そしてそのゆく先々に、
数多の幸いと喜びがあふれるように、祈る。

あ、あれ？

すみません今さっき映画館確認してきたんですが……

……
……
……

もしかして、募集開始時間、設定し間違えてる？

一応、２２:３０のつもりで設定したはずなんですが……１４:３０になっとる……。
そういやあんまり時間のとこ確認せずに確定したな。

まぁいいや、しょうがねぇ。
いつもイヌハクシナリオにブッ込んでくださる大きなお友達の方々（※社会人の皆さん）には、恐ろしく狙いにくい時間帯で申し訳ないです（スライディング土下寝）。

この時間帯だといったいどんな方が来てくださるのかという興味もありますし、ひとまず見守ります。



とりあえず明日は高等部卒業式。泣く前提でタオルを持っていく所存です。
でも、ＰＴＡか何かから豪華なお弁当が出るので、それも密かに楽しみ。
今週末でナイトメア書き終えて、「装う人々」に取りかかりたいなぁと思っております。

嘆きのひかり

投下してきました、新シナリオ。
ナイトメア・イン・ザ・ダークと似た構成になってますが、こちらはトラウマではなく美しい記憶を見せてくれるという善玉ムービーハザードです。今回は風景描写に力を入れたいですね。美しくて悲壮なことに変わりはなさそうですけど、傷とか苦しみというよりは、愛しくて切ない、みたいな感じになるんじゃないかと。
ＰＣさんのプレイングというかリクエストによってはバトルも入れる所存ですので、犬井の意欲を巧くくすぐるようなのをブッ込んでいただければと思います……って、これむしろクリエイターコメント欄に書くべきだったか。

まぁ、これで今年度は打ち止めかな。っていっても、今年度なんてあと数週間なんですが。
なんにせよ、新学期始まってしばらくは仕事の関係上（というか気力の関係上）シナリオ出せるかも判らんので、書ける内に書きたいものを書いておきたいと思います。

で、新学期入って落ち着いたら、ナイトメア・イン・ザ・ダーク続編と、剣の塔２（ペア戦）と、それから全五話くらいで考えてる血みどろシリアスバトル【ツァラトゥストゥラはかく語りき】シリーズをやりたいなぁと思っています。銀幕部屋に上がってる単発シナリオもぼちぼちやって行きますが。

卒業式リハーサルにて

今週金曜日に行われる高等部卒業式に先駆けて、本日、全校リハーサルがありました。
大まかな流れなんかを確認して、ウチみたいな重度のクラスだと長時間ひとところにいるための心積もりというか練習をする、みたいなリハーサルです。

私、明後日卒業する高等部三年生の仲間たちが中学一年生だったときに今の学校に非常勤講師として雇われたんですよ。その中には、三年間、迷コンビを組んでいた坊ちゃんもいたりして、なんかね、どうとも言い難い感慨があります。所詮は非常勤講師ですから、それほど深いお付き合いをしていたわけではないのに、リハーサルの段階ですでに涙ぐんでました。

多分本番も泣く。

おそらくは、年々涙腺が弱くなっているのと、そういう雰囲気に弱い、ということなんでしょうが。
あそこでSMAPの「ありがとう」は反則ですよ、皆さん……。SMAPが歌ってるのを目の当たりにしたところで心が動くことはないでしょうが、あの場所で、あの仲間たちがやるからこそ胸を打つんだろうなぁと。
そのあとの合唱も、希望にあふれてるのに寂しくて、でもハーモニーがあまりにも美しくて、声が震えて一緒には歌えそうにありません。


本番まであと二日、素晴らしき仲間たちの晴れがましい門出が、よき空と太陽に彩られるよう祈ります。